ごちそうさま is Big Respect

 

作ってくれたお店の人だけでなく、その素材に関わった全ての人に心を込めて。

 

当方、いわゆる食通などと呼ばれる方々のように、あまり食事にこだわりがない方ではあるものの、食事か、あるいはお店側に対してちょっとした想いを抱いている。

 

「出されたものに勝手な味付けをしない」ということだ。

 

これはつまり、どこの飲食店にも各テーブルに調味料が用意されていると思うのだが、一切味を加えないことであり、こだわっているというか心に決めているというか意地にも似た決意なのである。

 

なぜならば、今まさにそのテーブルに運び出されたその料理のビジュアル、香り、味、それがその作り手のベストな状態であり、「どんなもんじゃい!」と勝負を挑まれているからだ。

 

どんなに穏やかで過ごしやすい店内だったとしても、そのテーブルには並々ならぬ緊張感と戦場の荒々しさがあり、たったその一品、その一味で、今日で別れを告げる客となるのか、はたまた、かけがえのない仲間となるのかわからないのである。

 

しかしながら、ごくたまに、料理と一緒に調味料が添えられてきて、お好みに合わせてご自由にお使いくださいなどと言われるパターンがある。

 

そうなるとこちらとしては、勝負を敬遠された気持ちになって打ちひしがれるのだ。

 

「なぜだ!」

「なぜ勝負を挑んでこないのだ!」

「お好みって、あんたのお好みで勝負してこいよ!」

 

などと、内心激しく憤っているのである。

 

なんていうのは大変大げさな妄想話で、いつも出された料理を大変おいしくいただいている。

 

今日もごちそうさまでした。